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美術史を知るとアートがおもしろい!アートを学びはじめるおすすめの本

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アート、好きですか?
あまり身近な存在ではないからよくわからない、という人もいると思います。

エンガワ

アートってなんだか難しい、という印象がありました

知らないことには”こわさ”を感じてしまうかもしれません。興味があっても、何からはじめればよいかわからない場合もありますよね。

まずは、美術史を学んでみませんか?美術史を知ると、それぞれの時代でそれぞれの作品がうまれた背景がわかります。「だからこういう作品になってるのね」と作品への理解も深まります。

今回は、たくさんの作品画像とともにアートを学べる、フルカラーの本を紹介します!

アートに興味がある、これから勉強してみたい、という人向けの内容です

増補新装 カラー版 西洋美術史

こちらの本は、紀元前数万年の原始美術から20世紀末の現代まで、西洋美術の歴史や作品がまとめられています。


増補新装 カラー版・西洋美術史 美術出版社 高階秀爾監修 A5

学生の頃から美術館が好きでしたが、「もっと背景をよく知っていたらもっと楽しめるのになあ」との思いがずっとあり・・・社会人になってから「ちゃんと勉強しよう!」と思い立って購入した本です。

作品の画像がたくさん掲載されているので、説明を読みながら「これがこの時代の特徴なのか」「作品のポイントはそこなのか」と、確認しながら読み進められます。

文字ぎっしりめな構成ですが、見出し+最初の数行と、作品を眺めていくだけでも大まかな流れはつかめると思います。まずは気になったところや、好きな作品があるところを重点的に読んでいくのがおすすめです。

今は写真や映像などで記録を残せますが、それらがない時代は、絵画や彫刻がその役割を果たしていました。その時代の出来事が、アート作品として今も見られるんです。西洋美術史を学ぶと、西洋文化の理解にもつながっておもしろいですよ。

向いている人

古代から現代まで、順を追ってしっかりと美術史を学びたい人

現代アート事典

こちらは、現代アートについて、基本を知りたい初心者からもっと理解を深めたい上級者までをターゲットにした本になっています。


現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで…世界と日本の現代美 [ 美術手帖編集部 ]

「現代アートってよくわからない、だからこそもっと知りたい!」と思い手にとった本です。ある作品のコンセプトを知った時、感動してものすごく好きになった経験から、現代アートに興味がわきました。

写真の登場により変化したアートの世界、知っていくとおもしろいです。

サブタイトルに「モダンからコンテンポラリーまで・・・世界と日本の現代美術用語集」とあるように、「現代アートを知りたい人」のための情報が、この1冊で網羅されています。

「事典」の形式で、美術動向やアート表現など、キーワード別の章立てとなっています。代表的な作品とともに、それぞれの用語の意味が解説されています。

各ワードの最初のページは作品画像が大きく掲載されているので、パラパラめくって気になるところから読むのもいいと思います。巻末に「用語・人名索引」があるので、調べたいことがある時にも便利です。

向いている人

現代アートについてもっとよく知りたい人

西洋・日本美術史の年表 一目瞭然! 美術の流れ

こちらは、美術検定の副読本としての位置づけでありつつ、美術を学びたい人の入門書としても活用できる本です。


西洋・日本美術史の年表―一目瞭然!美術の流れ 美術検定副読本

歴史を勉強する時、世界史と日本史を別々に学ぶと、それぞれの時代のリンクがつかみにくいな、と思っていました。美術史も同じです。

そこで、年表でまとめられているこちらの本を購入しました。

年代ごとに全体をまとめた年表から、「人物」や「作品」で見る年表もあるので、自分の気になる軸にあわせて作品や傾向を確認できます。

作品と年代の紐付けがメインとなっていて、文字は少なく、パッと見て流れがわかることにフォーカスされています。薄めの本なので、ササッと勉強したい人におすすめです。

向いている人

時代と作品の流れをざっと学びたい人

印象派。絵画を変えた革命家たち(Pen BOOKS 012)

こちらの本はタイトルのとおり、「印象派」の画家と作品がメインに書かれています。


印象派。 絵画を変えた革命家たち (Pen books) [ pen編集部 ]

私が最初に好きになったアート作品が印象派だったので「もっとよく知りたい」と思い、手にとりました。

印象派を代表する画家ごとに、当時の出来事や作品の背景がていねいにまとめられています。その時代のことや、印象派が誕生した背景についてしっかり学べる本です。

雑誌「Pen」で特集された内容をもとに再編集したものなので、文章の内容もレイアウト的にも読みやすいです。作品の画像もたくさんあり、ページ1面に大きく作品が出ていることもあるので、作品集として持っていてもいいなと思う本です。

ペンブックスのシリーズには、他の時代のアートについての本もあります。好きなジャンルの特集があれば、ぜひ読んでみてください。

向いている人

印象派についての知識を深めたい人

まとめ

美術史を学ぶと、実際に作品を見たくなるはずです。そうなったらぜひ、美術館に実物を見に行ってみてください!

身につけた知識をもとに作品を眺めると、今までと違った視点で新たな発見があるはずです。好きな作品も見つかると思います。

アートに対するイメージや考え方は人それぞれです。私は「アートは感じるもの。わかろうとするよりも、作品と出会って”好き”と感じる気持ちを大事にしたい」と考えています。

アーティストは、自分の中にある想像や思い、言葉だけで表現されたものを「ビジュアル化」しています。「この人の中でのイメージはこんな感じなんだ」「この人には世界がこう見えてるんだ」と考えながら見るのもおもしろいですよ。

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Illustration by “とりほ” | イラストAC